まず連載を支えて下さった読者の皆様に感謝します。アニメのお話を頂いた時はとにかく驚きました。話が進むにつれ監督、プロデューサーの作品に対する情熱を伺い、原作者として心打たれ、全てお任せする事に決めました。制作スタッフの熱意がこもった、素晴らしい作品になることを期待しています。個人的にはアニメならではの、実際に動く試合描写を楽しみにしています。より多くの方々が映像作品としての「はねバド!」を楽しんで頂けたら幸いです。
あなたは高校生の頃、どんな毎日を過ごしていましたか?
原作の「はねバド!」を読んだとき、私はサッカーに明け暮れていた自身の高校時代を思い出さずにはいられませんでした。この作品には、青春時代を生きる若者にとっての普遍的な感情や想いが込められています。
アニメーションでバドミントンを表現する、その大変さとやりがいの両方を味わいつつ、今は、キャラクターたちの葛藤や焦燥や喜びの美しさを皆さんにお届けできるように、頼もしい仲間たちと一歩ずつ前に進んでいます。
“バドミントンをアニメーションで表現する”。
いったいどんな映像になるのか僕自身も楽しみです。監督である江崎さんの描いた第1話の絵コンテをおそるおそる覗いてみると、そこにはとんでもないバトルシーンが……!
努力と才能、プライドとコンプレックス、希望と絶望、復讐と赦し……いろんな思いをシャトルにのせて女の子たちが躍動します。乞う、ご期待!